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社長コラム【省エネ・創エネ編②】
2022年9月3日(土)
  • 社長コラム【原本】

「省エネ・創エネ」は家計を救うのか??

省エネ・創エネ住宅への関心が徐々に高まってきたここ数年ですが、値上げラッシュとなった今、家づくりでの重要ポイントとして「省エネ・創エネ」が一機に注目を集めることとなりました。

「太陽光パネルを屋根につけて電気代を抑えたい」できれば「売電収入で家計を下支えしたい」と言うのが理由です。

そこで、本当に「省エネ・創エネ」で家計を守れるほどの効果が得られるのか、検証してみることにしました。

下表は、太陽光パネルと蓄電池をつけてある家庭の光熱費です。

 

【昨年1年間の光熱費】

 -条件-
・太陽光発電 5.9kw
・売電単価 21円
・蓄電池 4kw
・4人家族
・ハイブリッド給湯器(エコワン)

これを見ると、2021年4月からの年間光熱費は56,818円に収まっているのがわかります。月額にすると平均4,735円!

4人家族ですから、かなり安く感じられるのではないでしょうか。

やはり売電によって、年間124,278円の収入を得られることは、家計への貢献度がとても大きいと実感します。

また、自家発電して余った電気を売電するだけでなく蓄電池に貯めて、電気代の高い時間帯に自家消費をすることでも、かなりのメリットを生みます。

電気料金が高騰すればするほど、買う電気をなるべく少なくすることが、節約に直結します。

 

続いて先ほどの光熱費の数値をグラフにまとめてみました。

この家庭では夏に冷房費を抑え、同時に売電をしっかり行っています。

太陽光発電の発電量が多くなる時期ですので、蓄電池をうまく利用しながら計画的な電気の使用を心がけることで、なんと収支はプラスとなっています。

夏と冬では発電量にどうしても差が出てしまいます。冬は売電量が少なくなってしまい、暖房費が加わるためこの時期の支払いは少し増額となっています。

 

ところで話は少しそれますが、ガス代について補足説明です。

ガス給湯器は「エコワン」が設置されており、1年間のガス料金は55,773円でした。

調理に使用するコンロと給湯の料金が月4,650円まで抑えれていますので、かなりお得に感じませんか。

エコワンは、電気とガスを組み合わせて利用するハイブリッド給湯・暖房システムです。

初期費用で言うと、他のエコキュート(電気のみ)やエコジョーズ(ガスのみ)と比較して多少高めですが、ランニングコストがぐんと安くなるのが魅力です。

オール電化に押され気味のガスでしたが、ガスを利用した家庭用衣類乾燥機「乾太くん(リンナイ)」が人気を集めており、

その相乗効果もあってガスの導入を選択される方が増えているようです。

ガスを導入するのであれば、ランニングコストで差が出るエコワンの導入も検討する価値はありそうです。

太陽発電や蓄電池、給湯システムなど、省エネ・創エネの視点で考えた家づくりで、家計をうまく守りたいものですね。

 

次回は【省エネ・創エネ編③】光熱費カットを成功に導く蓄電池の利用法!

蓄電池を上手く活用して光熱費の高騰に打ち勝つ方法をお教えします。

お楽しみに!

 

PART3はこちら

 

記事監修代表取締役社長
旦壮之助

広島のハウスメーカーとして 「人と地球に優しい 家づくり」 を通じて、 大切な家族と過ごす空間づ くりを提案。 2022年にはUa値 0.25を達成し、 高断熱・高気密や省エネルギーな住宅づくりにも 注力している。

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