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バルコニーのない家の魅力とは?家づくりのトレンドや得するポイント
2023年12月1日(金)
  • 【間取り・設備】

バルコニーがあると、洗濯物や布団を干すのに便利な場所でしたが、近年では「ランドリールームで室内干し」がトレンドです。エアコンの室外機置き場にも適していたり、外の空気を吸うためのリラックス空間だったりと、バルコニーはあるのが当たり前でした。

 

しかし、最近はバルコニーを省略する住宅が増えている傾向です。そこで、今回はバルコニーがない住宅の魅力をお話ししていきます。

 

今のニーズには合わない?インナーバルコニー

少し前には建物の中に組み込んだ「インナーバルコニー」が流行りました。奥行きが広く、屋根のおかげで洗濯物が濡れにくい構造なので、外出時に急な雨が降っても安心という魅力があります。

 

しかし、今の働き世代にとってバルコニーの必要性自体がだんだん薄れてきており、逆に洗濯物をバルコニーで干すことのデメリットが大きくなってきました。

 

時代とともにバルコニーの需要が減っている理由とは?

インナーバルコニーが流行ったころは、今よりも専業主婦やパート勤めの方が多い時代でした。15時、16時には家にいて、乾いた洗濯物を問題なく取り込むことができました。

 

しかし、共働きでフルタイム勤務の場合、家に帰って洗濯物を取り込める時間は日が暮れた時間帯。冬の時季には、外気の影響でせっかく乾いた衣類が湿気てしまうこともあります。

 

布団を干すという面でも、最近ではホコリが舞って近所迷惑になるため、布団掃除機を活用する家庭が増えています。さらにベッドが普及し、布団干しの役割までも薄れてしまいました。加えて、花粉や黄砂、大気汚染も外で洗濯物や布団を干さなくなった要因です

バルコニーを無くしてコストを大幅に削減!

実はバルコニーをなくすことで、マイホームのコストを大幅に削減できます。バルコニーは家の外部に取り付けられる部分のため、雨が降れば雨ざらしとなり、徹底した防水対策が不可欠です。

 

バルコニーの水平になっている上部の笠木と呼ばれる部分は特に値段が張ります。防水加工は定期的にメンテナンスする必要もあるため、イニシャルコスト・ランニングコストともに費用がかさんでしまいます。バルコニーの大きさ自体を小さくしてみてもさほど費用は変わりません。

バルコニーをなくした場合の費用対効果

バルコニーを作らない場合の費用対効果を見てみましょう。小さいバルコニーでも設置に30万円前後かかるので、バルコニーを作らずこの費用を削減すると、断熱性など他の機能向上にあてることができます。

 

インナーバルコニーを無くし、代わりに寝室を広くすることも可能です。また、外壁の総面積を減らせるため、さらにコストを下げることができます。

バルコニーを無くした場合、室外機はどうする?

バルコニーを無くして気になるのは、エアコンの室外機の置き場所です。バルコニーを無くした住まいの場合だと、2階の室外機をそのまま1階部分に下ろします。(※ちなみに3階建てはバルコニーが必要です)

 

<延びた室外機のダクトは外観がかっこ悪くなる原因になってしまうので、なるべくシンプルなダクトの配線になるように設計時に工夫が必要です。

バルコニーを無くした場合の注意点

2階・3階に配置する家具家電の搬入を考えた設計も考えておく必要があります。特に冷蔵庫や洗濯機、ベッドに関しては室内からの搬入が難しく、一般的にバルコニーが搬入口として使われます。

 

バルコニーを無くした場合、そういった搬入時に困難を強いられます。引き違いの大きめの窓を設けるなど工夫を施し、対応しなければなりません。

 

まとめ

バルコニーの用途や費用を改めて考察してみると、「ない」方が想像以上にメリットが多く、思わず「さよならバルコニー」と呟いてしまいます。

 

住宅の間取りの流行りは時代や世代で変わっていくものですので、これまでの固定概念に囚われず、ご自身の生活スタイルを意識した設計をしていきましょう!

 

記事監修代表取締役社長
旦壮之助

広島のハウスメーカーとして 「人と地球に優しい 家づくり」 を通じて、 大切な家族と過ごす空間づ くりを提案。 2022年にはUa値 0.25を達成し、 高断熱・高気密や省エネルギーな住宅づくりにも 注力している。

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