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 Vol.5 「経年美化」を楽しむアーバンライフの住まい(1)

 住まいの研究室の第八回のテーマは「経年美化」。済むほどに美しさを増す、そんな“大人モダンな住まい”を紹介します。案内してくれるのはこころ展示場の旦店長です。

こころ展示場 店長
健康住宅アドバイザー
旦 堅司郎 氏

 白と黒の外壁に燻し瓦の切り妻屋根という外観は、とても落ち着いた趣を湛え、訪ね来る人を上品に迎えてくれます。深いアプローチの先にある玄関スペースも余裕の広さ。心のゆとりを感じさせてくれます。

 この住まいの一番のポイントは、インナーテラスからリビングを通り奧の和室までつながる広々空間。大勢のお客さまを迎え入れても、窮屈さを感じさせる事はありません。

 大きな庇の下に設けられたインナーテラスは、直射日光が差し込まず、植栽や格子がほどよく目隠しとなり、アウターリビングとして、とてもくつろげるスペースとなっています。テーブルとチェアを置き、午後にはティータイムを楽しむのも良いかもしれません。

 22帖のリビングは、焼き杉と漆喰が織りなすコントラストがとても美しい真壁づくり。梁見せ天井にすることで、木のぬくもりをより感じとることができます。もちろん、床や構造体すべてに音響熟成木材を使用。壁・天井は幻の漆喰仕立てとしています。海の恵みから生まれた幻の漆喰は、空気中の有害物質を吸着・分解し、きれいな空気を作り出します。まるで森の中にでもいるような、清々とした空間が広がり、大切な家族の健康を守ります。

 リビングと隣り合う和室もモダンなイメージに仕上げ、地窓からは爽やかな風が流れ込みます。

 キッチンには、音響熟成木材で作られた食器棚。銀の扉やタイルが、ひときわクールで上質なイメージを醸しだし、まるでアート作品のように空間を華やかせます。

 照明も間接照明をメインに要所要所にスポット照明を上手く用いながら、やさしい光の空間を演出します。

 古民家を彷彿させながらもモダンなテイストを取り入れ、落ち着き深みのある大人にふさわしい住まいと言えそうです。

 住むほどに。時が経つほどに。自然素材ならではの味わいが増す。そんな「経年美化」を楽しめる住まいです。

 次回は、家事動線や収納など、生活の利便性を高めるプランニングを中心にご案内いたします。