住まいの研究室の第一回目のテーマは「LDK」。 大切な家族が集まり、またお客さまも迎え入れるLDKだからこそ、家の中で一番居心地の良いスペースにしたいと思いませんか。今回は、こころ展示場に完成したモデルハウスを例に設計担当者と一緒に、我が家の特等席LDKについて考えましょう。
今回は、主婦として一番気になるキッチンをみていきましょう。
まずは何と言っても、キッチンは立った時の風景がとても大切です。
ここに立つと、リビング、スキップフロア、カウンター、そして水回りなどを見渡すことが出来ます。
主婦はキッチンに立つ時間が長いので、家事をしながら、家族に目配せを出来ることはとても安心できていいですね。
そして、キッチンの横にダイニングを持ってくるメリットは、何と言っても料理が出しやすいことです。調理が終わると、まわりこまずにそのまま横へスライドしてテーブルまで運ぶことができます。カウンター越しに出すよりもずっと楽ですね。後片付けもしやすいと好評です。
キッチンの前にはカウンターをつけました。ここで子どもたちが勉強したり、お絵かきをしたりします。夕食の支度をしながら、学校での出来事をしっかり聞いてあげることができますよ。
また、ダイニング横に設けたカウンターは、お父さん用。パソコンを使うちょっとしたスペースとして使っていただけます。
ダイニングテーブルで勉強や仕事をしていると、料理を運べません。「さあ、早く片付けて!」と言うこともなくなりますよ。
カウンターの高さは、床から70センチの高さに揃えています。
市販のテーブルなど、高さが70センチのものが多いので、高さを合わせやすくしています。
調理スペースは、作業がしやすいように、大きめのシンクと広いカウンター。そして収納量が多いのが特徴です。足元まで収納スペースがありますので、吊り棚をつくらなくても大丈夫。上の空間がスキッと開放できるメリットがあります。
お客さまが来られた時など、リビングから丸見えにならないように、手元の部分には腰壁を設けます。ここにコンセントをつけたり、調味料を入れるニッチをつけることでもっと便利になりますね。
背中側には、冷蔵庫、カップボード、パントリーを配置します。
可能であれば、勝手口をもうけると、ゴミ出しなどもっと便利になります。
リビング、キッチン、ダイニングが一体となった空間を動線の観点で見ると、このようにぐるっと回ることが出来きて、とても使いやすいレイアウトにしています。
そして、子どもたちもぐるっと回ることが出来るところが大好き。このプランは、子どもが元気になるプランでもあるんです。
住まいの研究室、次回は「子供がすくすく元気に育つ家」です。