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〜マイホームの経済学〜 太陽光発電編(5) HEMSって何?

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 作った電気を「売る」時代から「自分たちで使う」時代へ。
家庭用太陽光発電にもダウンサイジング的発想が求められるようになりました。地球環境にも家計にもやさしい太陽光発電にまつわる数字を見ながら、上手な導入法について考えてみましょう。

 

 太陽光発電にプラスαすることで、省エネや省コストにつながるものとして、蓄電池をあげましたが、今回は、もう一つの候補「HEMS」をご紹介します。

 「HEMS」は、ホーム ・エネルギー・マネジメント・システム(Home Energy Management System)の頭文字をとったもので、文字どおり「家のエネルギーをコントロールする仕組み」を指します。家庭のエネルギーを上手にコントロールすることで、省エネを実現しようというものです。では、具体的にはどのような仕組みなのでしょうか。見ていきましょう。

■スマートハウスの頭脳となるHEMS

 IT技術を活用して、家庭内のエネルギー消費を最適に制御するエコ住宅を「スマート住宅」と呼ばれていますが、そのスマートハウスの頭脳となるのがHEMS。家庭で使用する機器のエネルギー消費を見える化し、個別に制御し、最適かつ効率的なエネルギー運用を実現する核心的技術です。では、メリットにはどんなものがあるでしょうか。

HEMS

太陽光発電システムや蓄電池などのエネルギー機器、家電、住宅機器などをコントロールし、エネルギーマネジメントを行う。

 

●エネルギーの見える化

 HEMSを導入すると、現在、家の中ではどんな機器がどのくらいエネルギーを使っているのか、一目でわかる様になります。エネルギーの使用状況を把握することで、無駄なエネルギーが使われていないかをチェックしたり、エネルギーを多く使う機器について、使い方を工夫するなど、効率よく具体的な省エネに取り組むことが出来ます。

●エネルギーの最適な制御

 予めセットしておいた時刻に家電製品をON、OFFしたり、気温に応じて空調温度をコントロールするなど、様々な家電を自動的に制御することが可能になります。外出先から遠隔操作もできるものも出てきています。

●太陽光発電や蓄電池などの連携がカンタン

 電化製品と共にHEMSでは、水道、ガス、太陽光発電、蓄電池など、様々なエネルギー関連設備を連携させ、トータル的に管理することが出来ます。

 水道やガスの使用量、太陽光発電の発電量、蓄電池への充電量などを把握し、電力需要の多い日中には太陽光発電や蓄電池の電気を優先的に使うことでピークカットを実践するなど、最適な運用をHEMSが自動的に行ってくれます。家全体で省エネを図れるため、光熱費が圧倒的に節約でき、家計にも大きなメリットが生まれます。

HEMS管理画面例

■国策として今後進むスマートハウスの普及

 国内で消費するエネルギーを海外からの輸入に頼っている私たちのお国事情や、地球温暖化防止の視点からも家庭部門の省エネはもう待ったなしの時期になっています。その有効な解決策として注目されているのが、電力小売り自由化や発送電分離など電気供給の仕組み改革とスマートハウスの普及です。

 来年2016年からは電力小売り自由化がスタートしますし、2020年を目処に発送電分離が実施される予定となっています。また、2016年から各家庭へのスマートメーターの設置を本格的に始め、2020年を目標に全家庭へのスマートメーター設置、そしてHEMSの全世帯設置は2030年を目指しているようです。つまり、家庭で使用するエネルギーは各家庭で自給自足する「ネットゼロエネルギーハウス」の時代があと15年後には到来するかも知れません。

どうでしょうか。私たちの住まいのカタチもどんどんスマート化へと進化しているようです。
HEMSについては、各電機メーカーもチカラを入れているようですので、詳しく知りたい方はホームページを参照してくださいね。

パナソニック
http://www2.panasonic.biz/es/densetsu/aiseg/
三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/hems/
東芝ライテック
http://feminity.toshiba.co.jp/feminity/hems/visible.html
デンソー
https://www.denso.co.jp/ja/products/consumer/jutaku/hems/
LIXIL
http://www.lixil.co.jp/lineup/solar_roof_outerwall/solar/iesuma/
  〜マイホームの経済学〜 太陽光発電編(4) 今注目されている「太陽光発電+α」
(最終更新日: 2016年3月1日)