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〜マイホームの経済学〜 太陽光発電編(2) 太陽光発電のスペックをダウンサイジングしてみる

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 作った電気を「売る」時代から「自分たちで使う」時代へ。
家庭用太陽光発電にもダウンサイジング的発想が求められるようになりました。地球環境にも家計にもやさしい太陽光発電にまつわる数字を見ながら、上手な導入法について考えてみましょう。

 

前回に続いて、太陽光発電のダウンサイジングを考えていきます。

一般世帯の一年間の消費電力

 これは、総務省による家計調査での結果です。
 これを太陽光発電で賄う場合、5kWhシステムがあれば、年間の発電量が5100kWhとなりますので、ほぼカバーできます。設備費は、1kWhあたり35万円平均ですので、175万円前後となります。

 前述のように一般的な4人世帯の電気料金は年間13万円前後ですので、単純計算では「太陽光発電の設備費/年間電気料金=13.5」となり、13年と半年で設備費が回収できることになります。機器が安くなればその分回収期間は短くなります。

 違う視点でも計算してみましょう。

 ここで注目したのは、(財) 新エネルギー財団が1995年から2005年まで調査・統計を行ったところ、家庭の太陽光発電でつくった電力の約56%が余剰電力として売電されているという結果が出ていると言うことです。

一般世帯での売電率

 下に1日の電気使用量と太陽光発電のイメージを書いてみました。昼間はあまり電気を使わないため、余った電気を電力会社に買い取ってもらいます。その平均が56%と言うわけです。

1日の電気使用量のイメージ

このデータに基づき、売電収入などを加味しながらの計算です。
まずは、基準となる電気料金を算出しておきましょう。平均世帯の電気使用量と平均電気料金から割り出すと

1kWhあたりの電気料金

1kWhあたり25円ということになります。
売電で得られる収入と、自分たちで使用する電気料金を算出して、設備費を回収できる年数を出すと

設備費の回収年数

 先ほどより、回収期間が短くなりました。33円で買い取ってもらえる10年間で、ほとんどを回収できるまでになります。
(*10年後に売電価格が変わりますので、あくまでも試算レベルのお話です)

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 太陽光発電設備の法定耐用年数は17年、期待寿命は、ソーラーパネル20〜30年、パワーコンディショナー10〜15年と言われていますので、回収期間が短いほど、電気代「0円」というメリットを長く享受できるわけです。

 このように、売電による収入増大を狙うのではなく、「自分たちが使う電気は自分たちで作る」ことを主眼に、太陽光発電を導入する時期へと変わってきています。

 

 さて、計算では電気料金を1kWhあたり25円で行いましたが、電力会社では、さまざまな料金メニューがあります。その中では、電気需要の少ない深夜であれば10円強/kWhとなる場合もあります。

 余剰電力の買取価格の35円との差は20円以上生まれます。ここを上手く利用すると、よりメリットは生まれそうですよ。次回は、もっと賢く太陽光発電を導入・活用する方法について話を進めましょう。

マツダ CX-3 写真

 マツダの「CX-3」
車の価値を研ぎ澄まさせた「ジャストサイジング」のデザイン。
これもある種のダウンサイジングしそうですね。格好いいです。

 
  〜マイホームの経済学〜 太陽光発電編(1) 「大きいことはいいことだ〜」は、昔の話 〜マイホームの経済学〜 太陽光発電編(3) 電気料金の仕組み  
(最終更新日: 2015年9月17日)