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パッシブ設計でいこう!快適な家づくり(6)省エネ性能の見える化で、家の燃費を知る

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 パッシブ設計とは、太陽の光や熱、そして風など自然の力を上手に採りこみ調整することで、エアコンなどの冷暖房器具に頼らず、四季を通じて快適に暮らせる住まいづくりをめざす設計手法です。
  地球温暖化による環境破壊が危惧されている今、省エネ&省CO2対策は、私たちの必須課題。だからこそ、これからの家づくりには、自然環境に十分配慮し、 地球の負荷を軽減するのための工夫やアイディアが強く求められています。その時代の要請をうけ、大いに注目されているのが「パッシブ設計」です。その手法 やトピックスについて、事例を織り込みながらご紹介していきます。


 住宅の省エネ化がトレンドだとすると、「この家はどのくらい省エネできているの?」ということが、数字などで客観的に知りたくなるのが人情です。
 自動車にたとえると、燃費の安さで選ぼうとした際、「この車の燃費はリッターOOです」とわかりやすい指標があるので、比べることができます。でも家の場合、「この家は高気密・高断熱でエコロジーです」と言われても、比べるものがなければどのくらいエコなのかわかりません。家も車の燃費のようなわかりやすいものさしが必要です。
 ヨーロッパでは、車の燃費のように住宅で使用されるエネルギーを数値化した燃費ラベルの表示が義務化されています。

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イギリスの住宅燃費ラベル ドイツの住宅燃費ラベル


 数値も「床1m²あたり年間OOkWh」と明確に示されています。
 このように、住宅ごとに燃費の良さが一目でわかると、家づくりや家選びに大いに参考になります。
 日本でもヨーロッパのエネルギーパスのような住宅の燃費表示を導入しようという動きがあります。パッシブハウス・ジャパンが発表した「建もの燃費ナビ」です。

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*建もの燃費ナビ
http://tatemono-nenpi.com/

 ここで提供されている計算ツールを使って、住宅が必要とするエネルギーを効率よく減らしたり、それぞれの敷地に合わせた適切なパッシブ設計を行うための参考データとして活用できます。

【春日野14-19棟の建もの燃費】

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 このように、住宅の燃費が見える化されることが、住宅の省エネ性能の向上につながることと思われます。そんなに遠くない将来では、「私の家の燃費はOOなの」と我が家の燃費自慢に花が咲くようになるでしょうね。

http://www.irest.jp/objects/column/26/1389077595.jpg?2014010715i1389077595  自然と共生しながら、地球にも家族にも優しく快適な暮らしをめざすパッシブ設計。高温多湿、また冬と夏の平均気温の差が激しい日本の風土を考えると、100%快適な空間を作り出すのは無理かもしれません。でも、夏の暑い日には打ち水をしたり、よしずをかけたりしながら、四季の移ろいを楽しむ気持ちで過ごすと、それはそれで良いものです。
 自然とともに暮らす、それがパッシブ設計の原点なのですから。
  パッシブ設計でいこう!快適な家づくり(5)パッシブ設計の未来 「省エネ基準」改定で、 住まいはより地球に優しいカタチヘ(1)13年ぶりに改訂された省エネ基準って何?  
(最終更新日: 2014年3月20日)