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パッシブ設計でいこう!快適な家づくり(4)都市密集地でのパッシブ設計は無理?

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 パッシブ設計とは、太陽の光や熱、そして風など自然の力を上手に採りこみ調整することで、エアコンなどの冷暖房器具に頼らず、四季を通じて快適に暮らせる住まいづくりをめざす設計手法です。
  地球温暖化による環境破壊が危惧されている今、省エネ&省CO2対策は、私たちの必須課題。だからこそ、これからの家づくりには、自然環境に十分配慮し、 地球の負荷を軽減するのための工夫やアイディアが強く求められています。その時代の要請をうけ、大いに注目されているのが「パッシブ設計」です。その手法やトピックスについて、事例を織り込みながらご紹介していきます。


 3方を隣家に囲まれていたり、南側にマンションがあり大きな開口が取りづらいなど、「自然と調和する家づくりなど無理、無理」と思われる立地条件だと、パッシブ設計を採り入れた家づくりはできないものでしょうか。いえ、そんなことは決してありません。工夫とアイディア次第では、とても素敵なパッシブハウスが完成します。
 秘訣は、『中庭』です。パティオというとおしゃれ感が増しますね(笑)。実は昨今、パティオへの注目度は上がってきています。とても面白い空間作りができるほか、「自然と共生する」というパッシブ設計にも親和性が高いのです。

 一例としてプランCをご紹介します。

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 立地条件としては、南側に道路を挟んでマンションが建っており、共有廊下と玄関がこちらに向いて並んでいたため、大きな開放口を南側に作ることができませんでした(視線が気になるため)。
 そこで、家の真ん中にパティオを作りました。このパティオが快適な住空間をもたらしてくれることになりました。

 まずは、明るい光を十分に引き入れることができました。日没まで、ほとんどの時間帯で安定した自然光を得ることができます。パティオを囲むように配したリビングやダイニングキッチン、ホール、和室も明るく、居心地の良い空間になっています。そして、パティオが煙突代わりとなり、理想的な風の通り道をつくりだしました。夏の熱帯夜でも、パティオの窓を開いたまま過ごせるので、涼風を感じながら快適に過ごす事ができます。

 このプランの場合は、パティオを家の真ん中に配しましたが、敷地の都合でマンナンに配せない場合も、コの字やLの字でプランを練ることもできます。
 まさに、光と風をコントロールできるパティオは、パッシブ設計の重要なアイテムの1つと言えそうです。
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(最終更新日: 2014年2月20日)