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パッシブ設計でいこう!快適な家づくり(3)パッシブ設計の3つのキーワード【高気密・高断熱】

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 パッシブ設計とは、太陽の光や熱、そして風など自然の力を上手に採りこみ調整することで、エアコンなどの冷暖房器具に頼らず、四季を通じて快適に暮らせる住まいづくりをめざす設計手法です。
  地球温暖化による環境破壊が危惧されている今、省エネ&省CO2対策は、私たちの必須課題。だからこそ、これからの家づくりには、自然環境に十分配慮し、 地球の負荷を軽減するのための工夫やアイディアが強く求められています。その時代の要請をうけ、大いに注目されているのが「パッシブ設計」です。その手法やトピックスについて、事例を織り込みながらご紹介していきます。



キーワード(3) 高気密・高断熱

 パッシブ設計の3つめのキーワードは、高気密・高断熱。ところが「えっ、高断熱にすると、夏は暑くて大変じゃないの?」と誤解されている方も多いようです。
  断熱の目的は『室内の熱を室外に逃がさないようにする』ですが、これは裏を返すと『室外の熱を室内に入らないようにする』となります。例えば、夏の熱い日 差しにさらされる屋根は、とても熱くて触ることもできません。その熱が下に伝わり、室内の温度までも上昇させてしまいます。「夏は2階の部屋が暑くて仕方 がない」という現象はそのためです。何と建物に流入してくる熱の9%は屋根。そして13%は外壁からと言われています。

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 そこで、屋根や外壁の熱が内部に伝わないよう断熱を施すことで、室内の温度上昇をぐっと抑えることができるわけです。
 
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 そして、高気密・高断熱の恩恵を大いに実感できるのは何と言っても冬です。室内の熱が外に逃げにくくなり、その熱が部屋の空気や壁などを暖め、寒い冬でも、最小限の暖房で暖かく快適に過ごすことができます。
 従来型の住居では、暖房した部屋としていない部屋の温度差が激しく、ヒートショックで亡くなる方も少なくありませんが、高気密・高断熱の住まいでは、家中が暖かくキープできるため、そのような危険もありません。

 ここで最も注目したいのが「窓」の断熱です。冬の場合、室内の熱が逃げ出す割合は窓が48%、およそ半分を占めています。断熱性や遮熱生の高いLow-E複層ガラスやALL樹脂サッシにすることで、断熱効果は圧倒的に上がります。
 

 高気密・高断熱断化を図り、南面に大きな窓を設ければ、冬でも晴れた日の室温は20℃を超え、ポカポカと暖かく過ごす事ができます。
 また、昼間の余った熱を床などに蓄熱しておけば、温度が下がった夜に暖房として使うなど、より自然の恵みを生活の中に採り入れることができます。うまく設計すれば、自然と共生しながら、極めて快適な住まいが実現できます。
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(最終更新日: 2014年2月6日)